日本精神神経学会の評議員に推薦され、立候補しましたが残念ながら落選でした。僕は最近はほとんど挫折を知らなかったので、悔しかったけれど「いい薬」になったかもしれません。ただ、僕に票を投じてくれた先生達に申し訳なく思っています。
人間、挫折を知らなければ強くなれません。こんな事にはメゲずに今後も「攻め」の人生を送りたい(まだ年齢的にも)と考えています。皆様今後も宜しく御願いいたします。
なんとこれが300回目のブログでした!
平成元年の二上達也(当時九段、この色紙を書いた平成元年から日本将棋連盟会長)の作品です。
僕はこの詰将棋の図と「詰むや詰まざるや」というタイトルと九段 二上達也という名前が入った色紙を持っているの(釧路のスナック「つみき」のマスターからもらいました)ですが、未だに詰むのか詰まないのか凡人の僕には分かりません。二上九段といえば詰将棋作家として有名なので詰むのだとは思いますが・・・。
解けた人は当院ホームページの「所在地と連絡先」から是非メールいただけると有難いです。
追伸:何となく解けたような・・・3二角→1二玉→1一金(気づきにくい)→1三玉→1二飛車→2四玉→2三角成り(この馬を3二飛車成り以下の詰みがあり取れない)以下・・・といった展開で長手数ですが詰みそうな気がしてます。
正解でしょうかね?
「ノルウェイの森」などで有名な村上春樹がイスラエル最高の文学賞であるエルサレム賞を受賞し現地で英語でスピーチした。イスラエルはパレスチナ自治地区ガザとの戦争&今は停戦?という緊迫した状況であり、またイスラエルを信条として許せない人も過去の受賞者にはいたようである。
村上は先のイスラエルによるパレスチナ自治区ガザ地区攻撃に言及、人間を殻の壊れやすい「卵」に例えて尊厳を訴えた。エルサレム市長、イスラエル首相や大統領もイスラエルのガザ攻撃に批判的ともとれる村上のスピーチを聴いたそうである。日本国内で受賞拒否を求める声が上がったと説明するとともに、「私は、沈黙するのではなく(現地に来て)話すことを選んだ」と述べた。
村上曰く「小説を書くとき常に心に留めていることがある。『高くて固い壁』とそれにぶつかって壊れる『卵』のことだ。『高い壁』とは戦車だったりロケット弾、白リン弾だったり(すなわち社会・政治体制・システム→戦争・武力)。『卵』は非武装の民間人で押しつぶされ撃たれてしまう人たちだ。私は常に『卵』の側に立つ。『高い壁』の側に立つ小説家に何の価値があるだろうか」ですって。
格好いいですね!
土曜日に御高名な九州のK先生のうつ病の話の講演があり、行ってきました。
うつ病にはセロトニンという神経伝達物質が関与しているのはほぼ間違いないのですが、ちょっとややこしい話になりますが(K先生の高等な話を僕なりに簡単に説明しますと)セロトニントランスポーター(というセロトニンを再回収するタンパク)遺伝子に「短いタイプ(short)」と「長いタイプ(long)」があり日本人は8割くらいが短いタイプだそうです(欧米人は6割)。この「短いタイプの方がストレス負荷にて うつ病になりやすい」という論文がScienceという世界を代表する医学雑誌に2003年に出ました。その後、その検証のために世界中で同じような研究をして17論文くらい出たそうで、それをメタ解析という統計手法で解析したところの結果がネット上(まだ紙のジャーナルになっていないオンラインジャーナル)で出たそうです。残念ながら結果は「有意差なし」。これが有意差がつけば生物学的精神医学の領域では大進歩でしたのに・・・懇親会ではK先生も残念がっておりました。
まだまだ人間の脳は奥が深いですね。
2月号の北海道医報という北海道医師会の雑誌をみていたら「お知らせ」というタイトルで「平成21年4月から健康保険法による保険医療機関の指定・更新を受ける場合に、開設者や管理者(要するに院長や理事長)が国民年金保険料等の社会保険料を滞納している場合には欠格事由に該当し、指定・更新が受けられないことがあります」ですって。
まあ、私は滞納はしていないので欠格者には該当しないと思いますが、今の年金問題は社保庁の役人が中心の振り込め詐欺的なものなのに、また勝手なルールを作ったものですね。「消えた年金問題」を解決してから こういうことは決めるべきではないんでしょうかね?今は政府や役人のことを国民が信頼していないんですよね。だから国民保険料の納付率も悪いんです。こんな当たり前のことも理解していない官僚資本主義国家なんですよ、日本は。あー馬鹿馬鹿しい。
↑もっとしっかりして欲しいものですね(厚労省&社保庁)!