2週連続東京行って精神保健指定医の更新講習会に参加してきました。水道橋の近くの東京コンファレンスセンターでした。精神保健指定医とは国家資格で5年に1回更新が必要です。基本的にはいわゆる「強制入院」の判断や権限をもった精神科医ということです。したがって専門医とはちょっとニュアンスが違います。当院のような無床クリニックでは、入院ということがないので、もしかしたら不要な資格なのかもしれません。しかし指定医の資格を取ったときには8症例のレポート（精神保健福祉法に基づく）を書き、苦労しましたので簡単に返上する気にはなれません。それにたまにですが、先輩のDr（病院）などから当直を頼まれることがありますので、そういう時には必要です。病状の悪い患者さんには行動制限しなければならないことがあるからです。
それはそうと東京を移動するのにSuicaという電子マネー付きカードを今回初めて使ってみました。とっても便利です。早くJR北海道でも使えるようになって欲しいですね。
前回のブログの認定医試験はなんとかなった感触です。
さて昨日、循環器の内科・外科の先生達相手に「うつ病診療におけるプライマリーケア医の役割」と題して講演(40分）させていただきました。講演は無事終了です。内科の先生に初診となるうつ病患者さんは実は非常に多いのです。それをお伝えできただけでも意味があったかなと思ってます。
最近はとにかく忙しい。8月5日にも今度は精神科医相手に「気分障害の薬物療法」の講演する予定です。今日は今日で夕方から2週連続になりますが、東京に行き精神保健指定医の更新の講習会に参加（まる1日缶詰め）します。
でも疲れた顔は極力みせないで、今日も診療頑張ります。
明日、日本心身医学会（心療内科系では日本で最も権威のある学会）の認定医試験を受けるため今日の夕方から東京です。
筆記試験、面接、実技（OSCE）があるようです。
こんなにまともな試験を受けるのは医師国家試験以来です。
昨年受験＆合格した先生に伺うと「過去問をやっとけば大丈夫、落ちる人は年間数人らしいよ」と。しかし、その数人に私が入らないとも限りません。まあ嫌な予想を立てるのはやめにして、positive thinkingでいこうと思います。
数ヶ月たってもこのページに「日本心身医学会認定医」の肩書きがなかったら笑ってください。
いざ、出陣！
2006年ドイツワールドカップネタも最後です。
ご存知のように本日の早朝（日本時間）にイタリアVSフランスの決勝戦があって、1対1のまま延長戦でも決着つかずPK戦へ。イタリアはPK戦に弱いと言われていましたが、今回は完璧に5人が決め＆優勝です。
前回のブログ「僕の予想は当たらない」のとうりドイツがイタリアに負け、イタリアが優勝。ある意味「予想が当たらないことが当たっている」結果でした。
今回のワールドカップで思ったことは、まずは守備力が強くなければ世界では勝てないと思いました。もちろん攻撃力（決定力）も大事です。しかし「守るは攻めるなり」とも言います。
屈強な外国人にフィジカルな面でも負けない、屈強で俊敏なDFが日本にも必要だと感じました。面白くないサッカーかもしれませんが、鉄壁の守りをベースに速攻（カウンター）で点を取るチームが必要な気がしています。
イタリアはそんなチーム（もちろんハイレベルな意味で）でした。優勝おめでとう！！
追伸：フランスの天才MFジダンの現役最後のプレーはイタリア選手（どうもジダンに対する侮辱発言があったようですが・・・）に対する強烈な（プレーと関係ない場面で怒りにまかせての）ヘディング（というか頭突き、もちろんファール）＆一発レッドカード退場だったのは彼の輝かしい選手歴の汚点だと思いました。でも、もうあの華麗なマルセイユ・ルーレットが観れないのはやっぱり寂しいですね。
まだまだ続くワールドカップネタ。
先日の準々決勝の結果は僕の予想を大きく裏切って、ポルトガルはイングランドに辛勝。ブラジルもフランスに自慢の攻撃陣が不発で敗れるという僕にとっては意外な結果でした。言い訳するのではないですが、土曜日の夜の準々決勝前のテレビでサッカー通で有名な明石家さんまさんの予想も僕と同じでした（イングランドとブラジルが勝つ）。ロナウジーニョを擁したブラジルでも前年バロンドールのジンクス（2つ前のブログ参照）は破れませんでした。
ベスト4が出揃ったところで性懲りもなく予想すると、ドイツVSイタリアはドイツが勝ち。ポルトガルVSフランスはフランスの勝ちと予想します。
この予想の行方はいかに・・・
↑試合が終わってアンリとロナウジーニョ
サッカーのワールドカップの話題ばかりですみません。
ワールドカップは1930年のウルグアイ大会以来、今回で18回大会ですが、今まで優勝は７ヶ国しかなく、そのうちウルグアイを除く6ヶ国が準々決勝に残りました。ブラジル、ドイツ、アルゼンチン、イタリア、イングランンド、フランスです（優勝回数順）。昨晩の試合では激闘の末ドイツがアルゼンチンを相手にPK戦で勝利したためアルゼンチンは脱落してしまいました。イタリアはウクライナに圧勝。残る優勝経験がないのは明日の0時からイングランドと戦うポルトガルのみ。つまり今現在、優勝の可能性があるのは優勝経験のある5カ国とポルトガルのみなのです。おそらくはこの5カ国から優勝国が出ると思われます。まあこの5カ国はいわゆる「サッカー先進国」です。しかしオランダ、スペイン、メキシコやポルトガルなども優勝する実力はあると思いますが・・・何故かできない。私は無神論者に近いのですが、私の好きな棋士、米長邦雄が「名人は神に選ばれたものがなる」と過去に言っていたのを思い出します。実力があっても運がなければ名人にはなれないと言われていました。まあ将棋は羽生が名人戦で負けてからは最近は多少変わってきたようにも思いますが・・・
ワールドカップは今もなお「神に愛されし国」が優勝することになっているのかもしれませんね。
日本も早く勝利の女神に愛される国になって欲しいですね。
↑勝利の女神・ニケ