昨日の土曜日に留萌市で産業医の皆様へ
「職場のメンタルヘルス」の講演をしてきました。
症例検討も行い活発なご質問もいただいたように思います。
午後3時からの講演でしたが、留萌までどのくらいかかるか
不安だったので早めに出発したら1時頃には
到着してしまいました。
ガソリンスタンドで給油しながら店員さんに
「昼ごはんが食べれるところは近所にありますか?」と聞いて
ラーメン屋を紹介してもらいました。
新聞を読もうと思ったら「留萌新聞」というものがありました。
そういえば釧路にも「釧路新聞」、帯広にも「十勝毎日新聞」
があります。
ローカル新聞はローカルな記事が中心ですが、どこか温かみ
があるような気がしています。「留萌新聞」もそうでした。
でも札幌の人は、勘違いかもしれませんが「札幌タイムス」
購読している人は人口の割には少ないような気がします。
僕も購読していません。
インターネットが発達し、新聞や出版業界は
旧態依然としていたら厳しいのかもしれませんね。
今は実は喪中の私です。合掌。
「ジョンQ 最後の決断」という映画を最近観ました。
名優デンゼル・ワシントン主演です。
重い心臓病を患う息子を持つジョン(デンゼル・ワシントン)は、助かる道は心臓移植しかないと、担当医から告げられる。しかし、彼には手術費25万ドルというお金がないし、移植リストに息子の名前を載せてもらうために必要な7万5千ドルもない。彼の入っている医療保険は上限2万ドルのものにリストラの際に勝手に変更されていた。家財を売って工面したが、全く足りず、病院は息子の退院勧告を出す。
ついにジョンは病院に立てこもり、医師らを人質に「息子を助けてくれ」…と要求を出した。
(このつづきは映画を観てください)
貧しい者に冷酷な医療保険の実情に鋭くメスを入れた映画と思います。
この映画のことは大学勤務していたときにT先生から教えてもらいましたが、今回初めてじっくり観ました。アメリカのシカゴが舞台なのですが、日本でも他人事ではありません。
今後「混合診療の解禁」、「株式会社による病院経営」がスタートすれば、間違いなく貧しい者には冷酷な医療が行われることとなるでしょう。
「改革」の美名のもとに行われている「改悪」に要注意ですね。