双極性障害とは、うつ状態(病相)と躁状態(病相)または軽躁状態(病相)を繰り返す疾患で以前は「躁うつ病」と言われていました。うつ病相では抑うつ気分、興味・関心の喪失、自責感、不眠、全身倦怠感などの症状がみられ、躁病相では多弁、多動、爽快な気分、考えやアイディアが次から次へと湧き出る、それにともなってドンドン行動することがみられ、誇大妄想や怒りっぽくなったりもします。睡眠欲求は減少し寝なくても平気、社会的な逸脱行動がみられることもあります。このように2相性(うつ病相、躁病相)なので双極性障害と言います。
この疾患は、(単極性)うつ病の発症率と比べると、低めではありますが、けっして珍しい疾患ではありません。また若年成人(30歳前後)に発症することが多いです。
そして、一旦、回復しても再発することが多く、気分安定薬(mood stabilizer:代表的なものはリチウム)等で長く上手につきあっていくことが重要です。
今回、双極性障害(正確には双極Ⅰ型障害)の治験をスタートします。
目的は、新しい双極性障害の治療薬を処方できるようになるために症状の再発予防効果や、副作用などを確認し、効果や安全性が優れているかを調べる事です。
今回使用する治験薬は、服用することによって再発が予防される事が報告されており、双極性障害による気分の変動を安定させる事が期待されています。
この治験薬は、現在、双極性障害のお薬として国内を除く50カ国以上、てんかんのお薬として100カ国以上で承認され、使用されています。
治験のエントリーは希望していただいてもかまいませんし、私からお話することもあるかもしれません。エントリーの基準を満たしていれば、治験をすすめてみたいと考えています。ご協力宜しくお願いします。
昨日、日帰りで東京に出張し日本精神神経科診療所協会(日精診)の産業メンタルヘルス関連委員会に出席してきました。この分野では重鎮のI先生とも初めてお会いして、名刺交換させていただきました。委員長のK先生も物腰の柔らかい感じの先生で、活発で多岐にわたる論議があり、2時間があっという間に過ぎました。職場のメンタルヘルスは今後ますます重要視される分野だと思います。勉強し力をつけていきたいと考えております。でも日帰り東京は疲れますね・・・
大阪日帰り(去年10月)よりマシか・・・
この学会にも入会しました。
5月17日に北海道精神神経科診療所協会(北精診)の臨時理事会が開催され、理事会にて私が副会長になることが承認されました。副会長は3名います。私は総務と救急医療担当とのこと・・・憂鬱ですね。学術担当理事の方が気がラクでした。その会で「北精診もホームページを作ってはどうか」と私が提案しまして理事の皆様に受け入れられました。当然担当は私です。本当は仕事をしたくないのに、いざその場になると何か言わなければすまないという性分なんですね。
でも「やる」と言ったからには様々な事に取組もうと考えています。「吐いたツバはのまない」「有言実行」はモットーです。
会長や3役の皆様、理事、会員の皆様、ご協力宜しく御願いいたします。
↑このように怒ってばかりではいけませんね。
ゴルフの話題ばかりで恐縮です。女子プロの現世界女王はメキシコのロレーナ・オチョアですが、それより前はスウェーデンのアニカ・ソレンスタムが長年君臨していました(今現在でも世界ランクは2位です)。どうやらアニカが今季限りの引退会見を開いたようです。アニカがCUTTER&BUCKというブランドの服をゴルフの試合で着ていたので、あやかりたくて僕は今もラウンドの時はCUTTER&BUCKを着ていることが多いです。女子で初めて試合で1 ラウンド59(13アンダー)という凄いスコアを出したのもアニカでした。8度の賞金女王で獲得賞金21億円以上(これは女子では圧倒的なものです)。世界ゴルフ殿堂入りもしています。
37歳での引退は惜しまれますが、今までゴルフ漬けの人生だったと思うので、第二の人生と自由を享受していただけたらと一人のファンとして願います。
追伸:プロテニスの女王、ジュスティーヌ・エナンも25歳で現役引退発表したそうです。プロスポーツのトップを維持するのは大変なことなんでしょうね。