2007年02月28日

75歳以上の危機

昨日、医師会の中央区西支部で医政勉強会というものがありました。医療と政治に絡むことを学ぶ会です(医師会はボウリングやゴルフとかで遊んでばかりいる会ではありませんよ)。私はまったく不勉強で知らなかったのですが、驚くべき制度が約1年後(2008年4月)導入されようとしています。①75歳(75歳以上を後期高齢者といいます)になったら診療所の医師から「かかりつけ医」を選び、他の病院や診療所にかかりたい時は「かかりつけ医」から紹介してもらう。②かかりつけ医は診察、治療の他、健康状態の把握、健康上の相談、リハビリの指導、ターミナルケア(がん等の終末期医療)の対応と看取り(死を看取る)を行う。 などというものです。医者側の問題では内科の先生が「かかりつけ医」になることが多くなると思いますが、24時間、365日戦える(働ける)医師でなければ無理ですね。また諸外国のように「家庭医(総合診療ができる医師)」を厚労省や大学病院が育成してこなかった日本では「かかりつけ医」が判断に困る~誤るケースが続出することでしょう。そうすると不幸にして医療過誤や訴訟も増えるでしょうね。そして医師に支払われる報酬は定額制(登録患者数x決まった医療費)が基本になりそうです。
これではやってられませんね。
また患者さんや御家族側の意志では74歳までは受診できた病院などに75歳からは「かかりつけ医」からの紹介状がないと受診することができなくなる、または受診するには非常に高いお金を支払わなければならなくなるということになりそうです(フリーアクセスの制限)。なぜこのような制度にするかと言えば、75歳以上の医療費の抑制のためなんです。しかしフリーアクセスの制限は医療費抑制の本丸ではないでしょう。ターミナルケア(がん等の終末期医療)の対応と看取りを「かかりつけ医」が行うことで自宅で亡くなる患者様が増えることで終末期にかかっていた医療費を削減したいのが国民健康保険中央会の狙いなのでしょう。
このホームページが参考になります。ご興味のある方はご覧下さい。この制度は下手をすると言葉は悪いですが「75歳以上の姥捨て山制度(75歳になったら適切な医療が受けられなくなる?)」かもしれません。昨日の勉強会でも反対意見が多数でました。この「かかりつけ医」制度は阻止しなければならないのではないでしょうか?皆様どう思われますか?
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↑これは人口動態予想。またこの件は今のところ国民健康保険中央会(国保中央会)の提言だそうです。
日本医師会はもちろん反対(医療の質の低下を招くとして)しています。
医師会の反対も重要ですが75歳近くの患者さんや、その方を支える御家族が声を大にして反対してほしいものです。

Posted by hiroki at 10:52 | 編集

2007年02月23日

医師会ボウリング大会

昨日、私が幹事で札幌市医師会中央区西支部の第1回親睦ボウリング大会を開催しました。
観覧車ビル(ノルベサ)にあるボウリング場でやりました。約70名の参加があり、大盛況でした。懇親会&表彰式はアーバン札幌ビルのビール園で行い、これも盛り上がりました。
支部長や副支部長もゴキゲンで、「来年もまたやろう」とニコニコしておりました。
今回はゴルフコンペのときのようには幹事の仕事は大変ではなかった(医師会の中央区西支部の担当者にほとんど準備をお願いしたので)ですが、懇親会や表彰式の司会は得意なほうではないのでちょっと緊張。でも皆の嬉しそうな顔をみると「やってよかったな」と思いました。
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Posted by hiroki at 11:54 | 編集

2007年02月13日

鹿児島

皆様3連休はいかがお過ごしでしたでしょうか?

僕は初めて鹿児島に2泊3日で行ってきました。いいとこですね、鹿児島
帰ってきたばかりですが、また行きたくなっています。酒や料理は旨いし、人情は厚い、ゴルフ場もたくさんある。そして温泉がいい。タクシーの運転手さんに聞いたところ、温泉で有名な指宿(いぶすき)に住むと指宿市が2000円(!)で家まで温泉をひいてくれるそうです(本当かな?)。(年をとって余生を過ごすために)もし日本で移住するなら沖縄かなーって空想してましたが、鹿児島はとても魅力的になりました。しかしながら正月に引き続き何故か南国で風邪を引いてしまいました。でも長引かないですんだのは温泉のおかげかなと思っています。
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↑宿泊した城山観光ホテルの露天風呂(もちろん温泉)からみた桜島。写真以上に美しかったです。

Posted by hiroki at 19:16 | 編集

2007年02月05日

同期会

先週の金曜日に「ミニ同期会」がありました。
正式な同期会も2~3年に1回夏頃にやってます。
札幌医大が卒業同期の連中7名くらいで集まり色々と積もる話をしました。外科医、循環器内科医、麻酔科医、脳外科医など色々な科の連中です。医学生時代はあまり話をしなかった奴もいましたが、懐かしい話や最近のみんなの動向が聴けて楽しい会でした。
「これからもたまには集まって飲もう」ということになりPCに詳しい脳外科医がメーリングリストを立ち上げてくれることになりました。同期というのはありがたいものですね。
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↑これも「同期」するソフトですが意味がちがいますね。

Posted by hiroki at 16:17 | 編集