2010年06月30日

不眠症の治験

当院開設当初から、不眠症の治験を数多く実施しておりますが、不眠症とは入眠、睡眠の維持または睡眠の質的な低下を伴う睡眠障害です。また、成人の10%~15%が慢性不眠症というデータが報告されており、高齢者では30%~60%と、非常に高くなります。不眠症に対する治療法は、睡眠衛生の指導、及び、薬物療法などが主な治療内容ですが、特に薬物療法としては、その薬剤にもよりますが、精神運動機能障害、転倒の増加、耐性、依存、持ち越し効果といった好ましくない影響も認められています。
そこで、今回の治験は、新規の作用メカニズムを有し、不眠症患者に対する治療の選択肢が広がるお薬かと思います。
現在、不眠でお悩みのかた(18歳以上の方及び、65歳以上のご高齢の方でも結構です。)日ごろ「なかなか寝付けない」または「ぐっすり眠れない」期間が続く、うつ病や不安障害を合併していないなどの条件を満たす方が対象です。
診察時にエントリー基準をみたしていれば、私から治験へのエントリーについてお話させていただくかもしれません。また、自ら御希望されてもかまいません。御協力を宜しくお願いします。
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Posted by hiroki at 2010年06月30日 19:48 | 編集