2009年05月11日

SSRIの治験

当院では、開院以来、様々な「うつ病」の治験を行い、
参加して頂いた患者さんの中には、将来の福音になるよう感謝のお言葉を頂きました。
そこで、また新たな「SSRI」の治験を実施します。
この治験薬は、これまでに全世界で3億人以上の患者さんに使用されているお薬を、新製法により、体内でゆっくり溶け、徐々に体内に吸収されることによって、治療開始初期の胃腸障害等の副作用を軽減すると考えられています。また、この新製法のSSRIは、2008年現在、米国など40カ国以上でうつ病、パニック障害、月経前不快気分障害及び、社会不安障害に対する適応が承認され、使われています。
尚、治験の方法は、患者さんに9週間、新製法のSSRI、既存のSSRI及びプラセボ(薬の有効成分を含まない錠剤)のいずれかを使用し、効き目や安全性を比べます。大うつ病性障害と診断され、現在うつ病またはうつ状態を有している方、年齢が20歳以上65歳未満である方が対象です。
治験へのエントリーは希望していただいてもかまいませんし、私からお話することもあるかもしれません。エントリーの基準を満たしていれば、治験をすすめてみたいと考えています。ご協力宜しくお願い致します。
pakiCR.jpg

Posted by hiroki at 2009年05月11日 12:59 | 編集