今日のWBC日韓戦についてはコメントしませんが・・・残念。
明日のキューバ戦に勝つまでです。
最近色々なことでグローバルスタンダードということを考えたりします。日本語で言えば「世界標準」ということですけどね・・・
「朝まで○テレビ」などで有名な堀 紘一さんが書いた「世界連鎖恐慌の犯人」という本があります。内容は詳しくは書けませんが、要するに過度の市場原理主義のアメリカンスタンダード=グローバルスタンダードであって、それが破綻したんだと思います。でもアメリカ発の恐慌なのにアメリカは決して謝らない(これは文化?)し、かつ率先して世界各国に景気対策として公的資金注入を呼びかけています。
これと似たようなことが精神医学の世界でもあるんですよね。
今はアメリカの精神医学の診断基準、概念、治療等が日本の精神医学界に多大な影響を与えています。日本はDSMというアメリカ精神医学会の診断基準の前まではドイツ(と日本の先駆的精神医学者)の診断の影響を強く受けていました。これを精神医学では従来診断といいます。圧倒的な統計データをもとにアメリカはDSMを普及しましたが「統計のウソ」や「文化・人種の違い」があります。あらためて従来診断を見直してもいい時期なのかもしれません。何を言いたいかというとアメリカの基準≠グローバルスタンダードの時代なのではないかと思うのです。そういう意味で一石を投じる論文を書こうかなと考えていますが・・・最近非常に忙しいので、いつ書きあがるかは不明です。
追伸:アメリカは今でも世界一の経済大国であり、偉大な国と思ってはいます。しかし、間違いも多々ある国と考えています(でも日本政府よりマシかも?)。