2008年02月27日

道医インターネット接続の危機

北海道医師会(道医)から「この3月31日でインターネット接続サービスを廃止します」という文書やメールが来ました。道医のインターネットサービスのバックボーンはIIJという日本でも特に信頼性の高いプロバイダです。そしてもう既に始めている医療機関もあると思いますが、レセプト(診療報酬明細書)提出のオンライン(基本はNTTのIP-VAN、最近暗号化すればインターネット経由でも可能にやっとなりましたが役人が指定した暗号化業者でなければならず、この暗号化業者が現時点では「ぼったくり」のように高い、NGNの時代になってどうなる?)が義務化されます(正式期限は当院は2010年)。オンライン請求の用途のみ(IP-VAN)だけでNTTの光やADSL回線を引のはあまりにもったいないので、ハブ接続して請求時以外はインターネットに接続するのが当然です。御存知のようにNTTは光回線でもADSLでもプロバイダが必要です。何故この時期に廃止か意味がわかりません。道医の事務方とメールでやりとりしましたが、納得いきません。
価格は言えませんが道医のこの事業における1アカウントあたりの月額費用はIIJがバックボーンとするなら、いやIIJでなくてもとても廉価です(価格.comで調査しました)。私などの開業医(A会員)は高い医師会費を支払っています。
このようなアナクロニズムなことは止めて欲しいと切に願います。せめてA会員にはレセプトオンライン義務化もあるので権利として残してもらいたいものですね。
道医の偉い先生達に御深慮の上、良い判断をしていただきたいと思います。
reseputo2.gif
追伸:結局3月にあった道医の代議員会で無理やり通されました。道医の執行部は厚労省のようなものに感じます。医師会は会員や市民の味方でなければいけませんね。

Posted by hiroki at 2008年02月27日 10:31 | 編集